京都府議会新政会 議員活動報告
本会議

 
平成17年2月定例会で、稲荷義晴議員が平成17年度当初予算をはじめとする、すべての議案に対し賛成の討論を行いました。
 
 冒頭の発言
   新政会の稲荷義晴でございます。
 私は、新政会を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成17年度当初予算を初めとする、すべての議案に賛成する立場から討論を行います。
 討論に入ります前に、お許しをいただきまして、一言申し上げます。
 去る3月20日に発生いたしました福岡県西方沖地震では、死者を含む人的災害を初めとした甚大な被害をもたらしました。亡くなられた方に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様には心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く平穏な生活を取り戻されますことをお祈り申し上げます。
 さて、私たちが目指す京都府社会を実現するためには、府民一人一人や地域が主役となる社会の構築は不可欠でありますが、一方、本府行政機関としてのその責務は、府民の安全・安心の確保と地域努力を一層支援し、本府の将来の発展に向けて、あらゆる基盤整備を推進することにあると考えるのであります。
 今回提案されました平成17年度当初予算は、本府行政に課せられております緊急かつ重要な責務を着実に果たす内容を備えたものであり、今後の京都府の着実な発展に大きく寄与するものと確信をしているところであります。
 ところで、本府を取り巻く財政環境は、府税収入は昨年度の当初予算に比較をし100億円のプラス、わずかながらの増収が見込まれておりますものの、その水準は昭和62年度決算とほぼ同じ内容であって、引き続き厳しい状況にあることは明白で、また三位一体改革の動向など極めて不透明な中での予算編成を余儀なくされるなど、御苦労も多かったのではないかと推察しているところであります。
 不透明感が漂うのは、財政環境だけではなくて、時代の雰囲気や、流れと申しましょうか、多くの府民の間には一種の不安感といったものが漂っており、これらの状況を一刻も早く払拭することこそが希求されているのではないかと思うのであります。そうした中、安心・安全をしっかりと守ってほしい、将来の京都を担う子供たちの教育を充実してほしい、産業の活性化を図り活力ある地域づくりを進めてほしい、といったように、府民の要望はますます増大するばかりなのであります。加えて、台風23号災害からの復旧・復興という緊急課題への対応も求められているのであります。こうした観点から、今回の予算では、台風23号災害対策に230億円に上る予算が計上され、復興に向けた知事の力強い決意が示されたものと考えるのであります。
 また、子供の安心・安全を初めとする地域の安全確保や食の安心・安全など、府民生活の基盤を支える事業に的確な対応がなされているところであります。
 教育の分野におきましては、小学校の少人数教育の充実に引き続き、来年度は中学校1年生の英語・数学について、少人数教育の導入を図られるなど、知事の主張される「人・間中心」の実現を推進するための施策として、高く評価をするものであります。
 さらに、産業の分野におきましても、中小企業再生支援融資制度を初めとした、「匠の公共事業」の創設や試作産業の振興など、きめ細やかな目配りのきいた施策が盛り込まれ、山田知事1期目の総仕上げの予算にふさわしい意気込みのあふれる内容と高く評価するものであります。
 ところで、共産党は、こうした平成17年度予算に対し、不要不急の大型公共事業の建設を進めるものとして、真っ向から反対をいたしておりますが、水不足に悩む、丹波・瑞穂町住民の共通の悲願でもあります畑川ダムの建設を進めなくても本当にいいのでしょうか。水害常襲地である乙訓地域の水害を防止するための呑龍トンネルは建設はしなくていいのでしょうか。さらに、台風23号で大野ダムや日吉ダムの果たした役割をどのように評価をされているのでしょうか。水害被害を辛抱しろとでもいうことなのでしょうか。
 また、共産党は、有事に備えることはけしからん、世界平和への取り組みこそ優先すべきとして、国民保護協議会条例の制定等に反対をしておりますが、私は万が一に備えるための危機管理であると考えているのであります。共産党には、危機管理という発想がないのでしょうか。理解に苦しむのは私一人ではないと思うのであります。
 さて、先ほども申し述べましたが、山田知事の任期もあと1年となりました。この間、アクションプランの策定を通じて施策の再構築を進められるほか、いわゆるローカル・ルールの策定等の公共事業改革や行財政改革指針の策定等の数々の改革を進められるとともに、SARSや高病原性鳥インフルエンザ等の危機事象に対し、的確な対応を講じてこられました。
 今後とも、府政を取り巻く環境は不透明で厳しい状況が見込まれますが、より一層、府民の目線に立った府政運営に努められるよう期待をいたしますとともに、我が新政会は極めて微力ではありますが、引き続いて山田府政のさらなる発展に向け、全力を尽くす決意を申し上げ、私の賛成討論といたします。
 御清聴まことにありがとうございました。

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